プレナスは、MBOにより株式を非公開化することを発表した。塩井興産がTOBを通じて、プレナス株の58%余りを取得することを目指し、買付代金は最大598億円となる。プレナスは、中食・外食市場の競争激化に打ち勝ち、持続的な成長基盤を構築するため、非公開化により迅速・柔軟な意思決定を行える体制を構築することを決定した。買付価格は2640円で、買付期間は10月17日~11月29日となる。M&Aアドバイザーとしては、今後のプレナスの成長戦略に注目し、買収価格の妥当性を検討する必要がある。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。